天と地の間

クライニングに関するブログです。

大崩 坊主尾根南壁へ (アプローチ整備)

連休最終日の24日は大崩 坊主尾根南壁へ

 

道の駅うめりあに寄ったら、8時前から10人ほど並んでいた。
唄げんか焼き(栗あん)はこの時期ならでは。大分の名物になっている。
土日祝限定販売。

 

                               ジムニーも通行不可能な林道

 

いつも車を止める所に行くと、車が3台とまっていた。
ここで車を見るのは初めての事。
大崩では最もマイナーなコースである2枚ダキへ向かっているのだろうと、

歩を進めていると、ヘッドランプを付けた3人組が道の側面を照らして

いた。水晶ですかと聞くと、間が空いたのち、そうですとのこと。
ここにはないでしょうというと、小さい物しかないです。との返事。

やはり。

 

              坊主尾根南壁全景

 

             右端の岩塔は坊主岩

 

先週、崩壊跡の道筋を付けたので、昨日は坊主尾根南壁へ目印を付けに行って来た。

ここには何本かルートが引かれている。中でも有名なのが、「デビルのほほえみ」4ピッチのクラック。私の知りうる限り、現存するルート図はこの1本のみ。

私がかつて所属したクラブの先輩が引いたルートである。

開拓時に使ったギアはフレンズ。最大サイズがキャメロットの4番ほど。それ以上のプロテクションは自作のチューブを使っている。私はビッグブロでも躊躇する。おのずと今とはグレード感が違うでだろう。

当時、クラックのスペシャリストだった人だ。

 

       デビルのほほえみ 取り付き近くから撮影

 

ルートの取り付き周辺は、ほぼ自然に還って分からなくなっていたため、赤テープで目印をした。

その後、南壁の端の近くまで偵察をしましたが、沢の上りが難しくなってきたので、引き返した。

 

   きれいな滝に出くわした。ジャムを利かせて快適に登れそうだ。

 

「デビルのほほえみ」からの下りにマーキングをある程度施したが、途中から適当に下ったために、ルートが最適解といえず、2/3ほどは端折った。

「デビルのほほえみ」が開拓されたのが41年前。当然、ボルトはボロボロのはず。

ここもリボルト要だ。

 

車上荒らしにあっていなくて、安堵。
登山口から離れていることから、昔は結構あったと聞く。
帰りがまた、少々心配。先週は326号線を走っていると、鹿2頭が前に

飛び出し、続いて横から飛び出してた鹿がぶつかった。
ドスンという音がしたから、かなりへこんでいるだろうと、下りてみ

てみると幸いなことにキズはついていなかった。シカは逃走していて

安堵。
夜はあまり飛ばさないよう極力注意が必要だ。

小積基部へのケルン設置

小積基部へのアプローチ整備へ

気がつけば、立ち上がるたびにヨイショと言っている。これではいけないと、足腰のトレーニングを兼ねて、9日(日曜日)に小積基部へのアプローチの整備に行って来た。整備といっても、今回は道しるべの設置が主体。気になっていた2箇所に設置した。

1箇所は、洪水による2ヵ所の沢の崩壊跡。

春に来た折は明るかったにもかかわらず、渡渉に手間取ったので気になっていたところ。クライマーがここを通るとすれば夜明け前。手こずるだろうと、石を積み重ねたケルンと蛍光テープを設置した。

第一崩壊場所 巨岩の右端から下りてきた。 写真では分かりづらいが、

結構な高さ。

 

第二崩壊場所 ここも分かりづらい。 夜だと標識が無ければ渡渉は難しい。

 

岩をぬって歩く場所に石を積んでケルンを設置した。

 

林道から坊主尾根に上がると正面にある標識。

 

もう一か所は工藤新道。紛らわしいテープや劣化したテープは撤去して、新たにケルン、蛍光テープを追加した。

蛍光テープは、あまり好きではないですが、ライトを点けて踏み後のない原生林の中を進むためには致し方のない事。

今回は回収したゴミの方が多いので、そこは良しとしたい。

それにしても、工藤新道を開いた工藤先輩、開拓もすごかったが、原生林の中を突き進んだ動物的直観力もすごい。

ちなみに道は伐採していないので、自然は手付かずのままである。

 

工藤新道 ここはまだ巨木が無いので明るい。

 

春に調査行で来た折に、ボルトの個数を数えようと積算用に持参した

カウンター。2P目で落としてしまった。錆びて使えないが回収できて

よかった。

 

未だ開拓途中の50mクラック。 いいかげんにつなげなければ。

 

昨日は、紅葉シーズンとあってか、多くの車が登山口近くに駐車いたが、私は登山道を歩いたのは20mほどだったため、1人として出会うことがなかった。

 

行動時間:8時間

歩行距離:9㎞

累積高度:560m

 

以下参考までに

私の車で限界まで林道つめて止めたところにあるテレメータ?の建物が標高750m。大崩登山口より120m高い。

ここより林道を歩くこと1.76㎞で分岐点を右に入る。

林道の末端から50mほど登ると坊主尾根(標高985m)に合流する。(合流点に標識あり)

尾根までは3.4Km。

林道の末端までは崩壊箇所を除いてさしたる登りはない。

工藤新道へは標識から15mほど上がったあたりより右に入る。

小積基部までは4.5㎞。累積高度は470m、累積下降は105m。

途中、行きつ戻りつしたり、作業したりしているので、実際はもう少し少ない。

なお、大崩は風化が顕著であるため、豪雨が降れば、崩壊場所の様相が変わったり、新たに崩壊場所が出来る可能性あり。目印はそれまでの暫定としていただきたい。

 

回収したゴミ 林道に落ちているのも結構あった。                 林道に付けなくとも良さそうなものだが。

 

 

大分市の本宮山で草刈り

体調を崩して、しばらくじっとしていたが、回復したので、そろそろ動き出そうと、リハビリを兼ねて、大分市内に
ある本宮(ほんぐう)山に草刈りに行くことにした。
ここでは、状況により、鋸を持ったり、両手用剪定ばさみを持って走るが、最近はやってないので草も伸びている
だろうと、今日は草払い機を山頂まで持ち上げた。
それだけでも結構疲労したが、その後の草を払いながらの下山は、暑さもあって、かなり堪えた。病み上がりにいき
なりやり過ぎたようだ。


猛烈な暑さを想定して、十分な水と予備バッテリーを持つと
結構な重さになって、山頂ですでに疲労

私が整備しているのは、それに価値を求めているのではなく、ただ、自分にとってのゲレンデであるからに過ぎない。
使う以上は、それは岩のルートであろうが山の道であろうが同じ。
結果、ここに来る人のためになればそれに越したことはない。その整備は倒木処理や草刈、枝の伐採が主であるが、
ここは頻繁に倒木が登山道をふさぐため、その都度、処理が必要だ。

今日の収穫は、「本宮山を守る会」のメンバー2人に会ったことである。
年配の人は会の中心メンバーの様子。もう一人の若い人はトレランをやっている人で、整備に参加しようと、最近入
会したと言っていた。こうゆう人がいるんだと、感心しきり。
私はトレランが専門ではないが、こういう方が増えれば、本宮山もよりよくなり、大分のトレランのコミュニティー
も活性化するのではと期待したい。
会は山の上部半分を主に整備しているとのこと。土嚢を積んで登山道の整備もやっているということだ。
ありがたいかぎりだ。
おかげで安全に快適に走ったり、ボッカができる。
その2人からお礼を言われたが、いえいえ、私の方こそお礼を言わなければなりませんと、お礼を言って別れた。


西寒田神社の石橋 西寒田神社からの登山口は、ここから。
ここから走り始める人を見かけるが、余計なことかもしれ
ないが、ここから手水舎(ちょうずや)までは走らないほ
うが良いのではなかろうかと思う。なぜなら、その間は参
道。山道ではないから。当然、参拝者ともすれ違う。
その間はわずか20m足らず。大したロスにもならない。な
るべくなら歩いたほうがよいでしょう。
それと、カタカタ動いている石がある。長年の風雨、荷重
の影響だろう。
よく見ると、漆喰のような白い詰め物で補修している箇所
が何カ所かある。大事に使っていきたいものだ。

ここは近年、造成林を切ったことから展望が良くなり、市内から近いこともあって、トレランする人や老若男女のハイ
クをする人が増えてきた。今日も6人のトレランナーに出会った。となりの霊山まで足を延ばして往復すれば18K、一周
すれば14K。大分市内に住む人にとっては、週末のトレーニングには良いところだ。

今日は草刈だけに、マダニを心配したが、食らいつかれることもなく、安心してビールを飲むことができた。

本日の行動
移動距離:8.5㎞
累積高度:595m
行動時間:5時間半



小積「蜘蛛の糸」調査行

2年程前に取り付いた人から、1Pの終了点が分からずに敗退(?)したとか、崩壊が激しいとか聞いていたので気
になっていたものの、なかかな行く機会が作れずにいたが、4月30日に2人の協力のもと、調査を兼ねて行って
きた。


アプローチで見つけたシイタケ。
食べて無事だったのか、連絡はまだない。

私は蜘蛛の糸に取り付くのは26年ぶりくらい。崩壊という報告から相当に変わっているのだろうと心配してい
たが、様相が変わっている部分はあるものの、登攀には影響はない部分だった。
1Pの終了点については、昔はチムニーの中間部右の立木にお助けスリングが下がっていて、それを頼りに上がれ
ば終了点があるので分かりやすかったのだが、今はそのスリングは無くなっている。それでも、よく見れば分か
るだろう。

1ピッチをリードする山ちゃん。

2ピッチ目

大崩山域はもともと風化がかなり進んでいるところ。近年の豪雨や地震の影響もあってか、浮石がかなり多くなっ
ていると感じた。巨大なものもある。
中央ベランダからのスケープルートも崩落跡があり、利用したことのない人は判断に迷うだろう。
いずれ、エスケープルートに限らず、ボルトの間引き、打ち足しなどの整備に入る必要があるだろう。ゴミ(残置ス
リング)もかなりある。


各支点はこんなかんじ。

今回、小積へのアプローチは「工藤新道」(宮崎の岩場の開拓で有名な工藤さんが切り開いた道)を利用したが、坊
主尾根に至る林道が2ヶ所、大崩壊していて渡渉に少々難儀した。2年前はなかったことだ。
最後に、めったに被ることはないと思うが、先行パーティーがいたら止めるか、中央稜に変更したほうが良いでし
ょう。


途中からピークを望む。
いつ来ても小積には圧倒される。

比叡エンドウォール第2エリア

体調不良により、クラックから離れていたが、今秋より再開した。
感覚が戻ってきたところで、先週、エンドウォールの第2エリアに行くと、すっきりとしたルートが目に
入った。食指が動く。
ガイドブックを見ると公開プロジェクトの事。
すでに登られているだろうと思いながら取り付くと、苔多く、チョーク跡なし。染み出しを予想して、最
近は誰も登っていないのだろう。苔に足をすくわれないように慎重にすすんで行くと、クラックの中が凍
結した個所があった。文字通りに冷えた。そこは何とか越えたものの、2/3ほど上がった個所でムーブ解決
に手間取り、後一手のところでフォール。その後は手足が疲労して解決できないままエイドで抜けた。


登りがいのある良いルートだった。もう、名前が付いている
だろうが、ガイドブックではプロジェクト。
どちらかというとナチュプロを使うフェースルートと言える。

その時の歯がゆさから、昨日、懲りずにまた第2エリアに上がった。
着いた瞬間、寒風と低温で意気消沈。Ⅱ峰下部に転戦しようかとも考えたが、気を取り直して、先ずはア
ップをと安全志向(10a)に取り付いたが、岩が冷たすぎて、手足の感覚がなく、やっとのことで登れた。
またも転戦が頭によぎったが、コーヒーを飲んだり、ホッカイロで暖を取った後、気合を入れてプロジェ
クトに取り付く。

核心部のムーブ解決がなかなかできず、いろいろ試しているうちに右足がよれてきた。その足を何度もシ
ェークして疲労が取れたところで、だめもとで考えた動作をすると、かろうじて指先がかかった。なんの
ことはないビビっていただけだった。フォールによる恐怖もあるが、それ以上に、ここまでせってとプロ
テクションを取ってきた苦労が無駄になる。そのことを意識して必要以上に慎重になっていたようだ。
長時間のビレイでヒデさんには負担をかけてしまった。
そのひでさん、トップロープで何のよどみもなく登ってしまった。トップロープとはいえ、すごい。次に
来たときには、これまた軽くリードで登りそうだ。

岩は湿気った個所がいくつかあったが、時期的に一番いい状態だったのではないだろうか。しかし、寒す
ぎた。最後までソールの効き具合がつかめなかった。
グレードは11aといったところだろうか。
なお、知り合いに本日確認したところ、予想通りにこのルートは登られているとのこと。


JOMG(10b)を登る山ちゃん。

1時過ぎ、遅くなると言っていた山本君が上がってきた。
〇〇町役場にあいさつに行ってきたという。
なかなか出来ることではない。今後のことを考えると大事なことだ。
私も昔、本匠の開拓時に役場もうでをした経験から、その苦労が分かる。
今後、宮崎の岩場は九州各県はもとより、本州からも開拓に入る人が増えそうな気がする。
開拓も整備もルールを決めて、トラブルのないように、そして事故のないよう心がけてほしいものだ。

山の口谷100m滝、4ピッチ オールフリーで完登

市房山頂へと至る山之口谷を遡行したのが12年前、途中の100m滝を仰いだ時に、これは登れそうだ。いつ
か登りに来たいと思いながらも年月が流れた。
年齢的にも今年が限界だろうと、相手を探った。
第一優先はこの滝を見たことのある人、そして当然、指向性のある人。該当は3人。しかし、その内の折〇君
は転勤。片〇君は行きたいが休みが確定できないとのこと。残る熊本の山本君に話をすると、私も行きたいと
思っている所という。理想は3人だが、身近には他に見当たらない。
2人で行くことに決めてから計画するも、豪雨や台風で3、4度延期した。やっと天気が安定した10月11日に
決行としたが、急に気温が下がってきた。長雨も続いている。覚悟がいるだろう。

7時、入渓点近くまで行くと、民家から犬がついてきた。
ザックを担いでふと見ると、杣道の入り口で待っている様子。我々が歩き出すと、先導して歩いていく。案
内してくれるのだろうか。
道はすぐに途切れたが、我々にとっても楽なルート取りでひょこひょこ迷いなく歩いていく。遅れれば振り
返って待ってもくれる。真にガイド犬だ。
目的の100m滝まで2時間近くも案内してくれた。
お礼にチーズかまぼこをあげたが食べてくれない。撫でようとすると避ける。
とてもシャイな女の子だ。
しばらくすると、慣れて来たのかチーズかまぼこをやっと食べてくれた。体力もかなり使ったはず。帰りの
ことを考えるとひと安心だ。
ここでワンコとはお別れ。一人で下山させるのが申し訳ない。


優しい顔つきのワンちゃん。待ってくれている。
短いしっぽが特徴だ。


先導して歩いてくれる。時折、地図で確認すると方向は間
違っていない。行き先は言わずとも分かっているようだ。


滝を真下から撮影。

滝を見上げると、「こうも立っていたか、水量も多い。行けるだろうか。」と印象は一転。過去の自分がうそぶい
たのか、それとも12年の年月で心身ともに退化したのか、滝に威圧されたのが正直なところだ。
しかし、何もせずに敗退は出来ない。なにしろ大分から麓まで一人で5時間運転し、ここまで重い荷物に喘いで
もきた。
とりあえず、1ピッチ登って、様子を見ようと、私がトップで取り付く。


ロープを延ばす私。
ここから激しい水流に向かう。

滝の近くはさして苦労もなく進むも、滝に近づくと水流でカムをセットする箇所が判別できない。手探りで
セットしても効いているか目視できない。ここは経験と勘で行くしかない。
カムを信じて、怒涛の水圧に堪えながら思い切って、滝の下をトラバースする。なんとか剝がされずにすんだ。
このピッチで最も緊張する箇所だった。
予定していた箇所でビレイ点を作って、セカンドを待つ。
ここまで来れば、もう行くことしか考えない。彼もそのようだ。
後はルート取りを慎重に見極めなければならない。間違えればとんでもないことになる。


滝のトラバースへと入る手前の山本君。ここは気合がいった。


普段の水量ではないだろう。



2ピッチ目は山本君に交代
滝へと回り込む箇所が悪そうだ。実際、私がセカンドで行く折に、よく行ったなと思うほど悪い部分だった。
ビレイ点直下に打ったハーケンは良く効いている。小型タガネで何度も上下に打つと、なんとか回収。
3ピッチからは私
ここは比較的大きなホールドが多いものの、如何せん、岩質が悪い。砂岩質特有のスレート状の割れたホー
ルドが多い。思いっきり掴むことはできないし、足も安易に乗せられない。落とせばビレイヤーに直撃しそう
だ。だましだましの前進といったところだ。
当然、プロテクションを取る箇所も限定される。フォールすれば、ナッツやカムが岩を押し開きそうな箇所が
多い。確実に効く箇所を入念に選定し、プロテクションをセットして、水が落ちてこない狭い凹に入り込んで、
ここをビレイ点とした。
4ピッチ目、最後のピッチだ。ここからは山本君に交代
ここまでは緊張感で寒さはさほど感じなかったが、ビレイ中に震えが止まらなくなった。状況を見ようと凹から
少し体を出すと怒涛の滝。さながら映画の中の弾の飛び交う塹壕のようだ。
トップはというと、順調にロープを伸ばしていく、滝の落ち口近くは樹林帯へと逃げ込めそうだが、果敢に落
ち口で粘っている。流石だ。飛沫とともに、緊張感が伝わってくる。
飛沫を浴びながら震えていると、突如、飛沫が止まった。
見上げると彼は落ち口に立っていた。


終了点の落ち口へと登る私。
落ち口はやや被っていた。



側壁にへばりつく私。

1人が2ピッチずつ担当、4ピッチ、オールフリー。そして残置物なしという理想的な内容で終えることが出来た。
今回のような未知なるものへのチャレンジは何年ぶりだろうか。何も情報がない中での登攀は何物にも代えがたい。未だ余韻に浸っている。
こうゆう事が出来るのも、同じ思い、そして力のあるパートナーがいてこそのこと。あらためて感謝である。


無事に下りて記念撮影。
写真では小さく見える。
上部はやや被っているようにも見えた。

追記
滝には残置のハーケンもボルトも確認できなかった。昔に登られていれば、なにかしらの形跡があるだろう。近年に登られていれば情報がアップされているだろう。
初登かもしれないがさだかではない。

下山後、ワンコへの下山報告かたがた、ガイドのお礼に飼い主さんの所へ向かうと、ワンコが吠えて家人に訪問
を知らせたのち、出迎えに来てくれた。なんとお利口で優しいことか続いて家人も出てきたので、ガイドのことを話すと、飼い犬がそういう事をしているのが以外そうであった。
名前はクロちゃん、歳は10歳を超えているとのこと。
放し飼いで周りは野山。犬にとっては理想的な環境だ。その反面、ここはぽつんと一軒家。周りに遊び友達が
おらず、いつも一人で遊んでいるのだろう。
それにしても、10歳を超える歳での今回の行程は、退屈しのぎで出来ることではないだろう。ありがたいガイ
ドであった。
次回来るとすれば完全遡行で来るときだろう。それまで元気でいてほしい。また会いたい。

気がかりな本匠リボルト

残滓消滅
年齢的なこともあって、この数年は気になっていた箇所の解消に努めてきた。
それが終わった。
と言っても、個人的にはできないものがある。それは本匠のリボルト。

20年前にJFAと遊歩道のリボルトを行ったが、やったのは1/5ほど。残りはカットアンカー。
とりわけ、魚道、切り株、宮前エリア、猪鹿ロックはほとんどカットアンカーが残されている。
カットアンカーはステンレスの14㎜。ボルトは10㎜。
今すぐどうなるというものでもないが、被りの箇所を優先に何れは手を付けなければならないだろう。
これまで、鉄製アンカーや効いていないアンカーを一つ、二つとリボルトしてきたが、ルート単位でするのは
費用、時間、労力ともに個人レベルでは無理な話。組織的に動くのを期待したい。


ムササビファミリールートの浮石処理をする折に破壊された
ビナ。浮石は推定重量700K近かった。こうゆうこともあろう
かと、バックアップを取っていたのが幸いした。

私もカットアンカーを開拓や整備で使ってきた経緯がある(当時はそれが優れていた)。当然、要請があれば、労
力は惜しまないつもりだ。
後、マルチで少々気になっているのが、小積の蜘蛛の糸
32年前にに整備に入ったが、その後、岩の崩壊やボルトの打ち増しでルートが判別しづらくなっていると聞いた。
折を見て、検証に行こうかと思うも、なかなか足が遠い。
いずれにせよ、目下の残滓は消え去った。
これからは、もう少しクライミングはもちろんの事、開拓もやっていきたい。残照があるうちに。